春日大池と水鳥

春日大池は、桃山公園の真ん中にある池です。岸に沿って遊歩道を歩くと、一周でおよそ1キロメートルになります。
春日大池にはいろいろな渡り鳥がやってきて、羽を休めています。

1961年(昭和36年)当時の春日大池

春日大池は、江戸時代の新田開発に伴って谷をせき止めて作られたため池とみられ、もとは堤で仕切られた上池(北側)と大池(南側)がありました。高度成長時代に周囲の森や林は切り開かれて千里ニュータウンとなり、池を取り囲む部分は残されて桃山公園となりました。のちに堤は取り払われて、今のような一つの池になりました。

北側の小さい池は「玉子谷池」で現存せず、桃山台駅周辺になっています。桃山台で北大阪急行と新御堂筋専用部が切り通しになっているのは、この地形を利用したためです。